ロシア列車脱線、爆弾によるテロと断定 付近で2発目爆発
ロシア北西部で27日夜に発生した特急列車「ネフスキー・エクスプレス」の脱線について、捜査当局は28日、現場から「爆発物の一部」が発見されたとして、脱線の原因をテロ行為と断定した。28日午前には現場付近で2発目の爆弾が爆発した。 特急列車には乗員20人を含む合計681人が乗っており、脱線で少なくとも26人が死亡、約100人が負傷した。犯行声明は出ていないものの、ロシア検察当局の捜査委員会のスポークスマンはテロ行為だとの確信を表明した。爆発物の一部が具体的に何かは不明だが、線路の下に1─1.5メートルの穴が開いているのが発見されたという。ロシア鉄道関係者によると、28日の2発目の爆弾はそばにある反対方向行きの線路で爆発。爆発規模は1発目より小さく、けが人は出なかったとされる。 捜査当局は現場を調べ、目撃者から当時の状況を聞くとともに、法医学面や技術面の分析も行っている。ロシアのボルトニコフ連邦保安局長官は犯罪学の専門家らによるこれまでの調査結果として、TNT火薬7キログラム相当の手製爆弾が爆発し、脱線を引き起こしたと指摘した。当局は複数の手がかりを追跡中で、刑法のテロ罪や武器爆発物の不法所持保管罪で捜査を開始しているという。 ロシアのヌルガリエフ内相はテレビ取材で、複数の実行犯がいる可能性を明らかにした。実行犯の疑いが持たれている1人は、40歳前後の赤毛の男性とされる。 (CNN) ◆ ◆ ◆ ◆”ネフスキー・エクスプレス”は2年前にもテロと断定された事故が発生している。今回も線路に大きな穴があり、その周辺からTNT爆薬成分が検出され、手製爆弾の破片が発見されたことによりテロと断定、ロシア最高検察庁が捜査を開始したと発表されている。ロシア国内は急激な資本主義社会の経済の波に呑まれ、二極化がすすむなか国内犯罪が蔓延、一方では南部チェチェン共和国の独立運動に絡むムスリム過激派がテロ事件を起こしている。非常に治安の急速な悪化が懸念される国となっている。私の友人に京都大学で”ロシア文学”を専攻した男がいて、卒業後、何度もロシアや周辺国に足を運んでいる。また、過去の友人となったが、ロシアで地下資源のボーリング探査を行なっていた男がいた。二人とも、モスクの夜は一人では歩けないが、危険を感じたことはないと言っていた。唯、アルコール依存者と麻薬中毒者が多く、治安は悪いが、一人ひとりのロシア人は日本人を歓待してくれる、と二人とも強調していた。 ◆ ◆ ◆ ◆私が商船高専に在籍していた19歳の頃、三重県四日市港に停泊していた旧ソ連商船学校練習船に一人で、のこのこと遊びに行った事がある。ロシア語を理解することは出来ず、言葉の交流は出来なかったが、学生や教官は大きなジェスチャーと笑顔で歓待してくれ、夕食を一緒に食べた記憶がある。私は一人の学生に三島由紀夫「金閣寺」をプレゼント、タラップを降りたところで”税関職員”に呼び止められ、一時間ほど職務質問されたことが忘れることのない記憶として残っている。その後、警察官の道へと進み、”旧ソ連のスパイ行為”や”共産主義の危険”を学んだが、今だにかなわぬ希望として渡露が残っている。