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中国経済の課題など議論 G7、カナダで開幕

 主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)がカナダ北部のイカルウィットで5日夜(日本時間6日午前)始まった。5日夜は、中国経済の現状や通貨制度、ギリシャの財政問題、G7のあり方などを話し合った。開幕前には菅直人副総理兼財務相とガイトナー米財務長官が会談。「世界的な不均衡」の是正の必要性で一致した。 5日は夕食をとりながらの議論の後、事務方を入れずに各国の大臣と中央銀行総裁だけが暖炉を囲んで対話。日本からは菅財務相や白川方明・日本銀行総裁が出席した。 菅財務相は会合後記者団に対し、世界経済をめぐる討議のなかで「中国にややバブルのおそれが心配される」と指摘したと述べた。他の閣僚からも中国についての発言が多かったという。人民元の切り上げの必要性などでも意見を交換したとみられる。欧州からはギリシャの財政問題を懸念する声も目立ったという。 G7の今後については、ラガルド仏経済相が試案を示したという。菅氏は「(G7開催で)G20が薄れるのはあまり好ましくないという意見があった。フランク(率直)な話し合いという特質をいかした形なら続けたいというのが全体の空気ではないか」と述べ、G7を非公式化する流れが強まっていることをうかがわせた。今回は12年半ぶりに共同声明を出さない見通しだ。 6日の本会合では、米政府が1月に公表した銀行と証券の業務の垣根を高める規制強化案の取り扱いなどが焦点になりそうだ。欧米メディアによると「米国の提案は欧州の銀行になじまない」(フランス)といった反発が出ている。議長役のカナダのフレアティ財務相は5日、「非常に重要な問題で、非公式討議のなかでの議論の進展を期待している」と話した。 日米の財務相会談では、両国の経済状況について意見を交換。菅氏は会談後、記者団に「アメリカも経済の立て直しと、財政の立て直しの二つの要素を持っており、日本も同じ問題を抱えているという認識は共有できる」と語った。ただ、「いろんな話をした。中身については、2人だけの話にしようということになった」として、内容をほとんど明らかにしなかった。 米財務省によると、日本にとっては内需拡大を意味する「不均衡是正策」や、景気下支えのための財政出動策を続ける必要性を議論したという。包括的な金融規制改革の重要性についても話し合った。(イカルウィット=北沢卓也、尾形聡彦)

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