« 投票用紙 | Main | 中国外交部、近海での外国軍の活動に重ねて断固反対を表明 »

地デジ化移行が迫るもの --- 広告見直しとメディア・ブランディング [ 的場正信の広告失速論]

.広告関係者は地デジ化移行を軽視するなかれ。この「移行」は広告主に広告見直しの契機を与えてしまう。.サッカーが終わった。惜しかった…参院選も終わった。ねじれ再び。またまた「 激動の膠着 」か。いずれにせよ、目につくイベントが過ぎた今、にわかに気になり始めたのは[ 地デジ ]の話題。来年2011年7月24日で[ 移行 ]となる。残すところ、あと1年。お気づきのとおり、7月5日からアナログ放送のすべての番組が「レターボックス」表示になった。画面の上下に黒い帯が入った画面。地デジ化は画面表示でいうなら、画面比率[アナログ] 4:3 → [地デジ] 16:9 への切り替えのこと。このいわばbefore and afterが黒い帯によって示威される。その黒い帯には移行促進へのメッセージが表示されることもある。なんとも威圧感のある地デジ化移行の呼びかけではある。そういえば、今さらのようなこのタイミングに、「なぜ地デジ移行か」についての解説番組や記事も出てきた。盛んにその必要性やら正当性やらを説明している。が、街頭インタビューに答えた歳格好50くらいの男性はただ一言、「一方的に降って湧いたような理由で、結局、出費の話」。確かに。この、ある種おおかたの国民の実感を代弁するかのような一言、実はかなり重い。テレビを替えるのか、付設機を付けるのか。さらに住居に工事を要するのか。倹約、倹約、倹約を徹してきたというのに消費者は(私たちは)ここでやむをえざる「支出」に直面する。なにもこの時期に…各戸の導入経費の重みは家計であれこれ削った上にのしかかる。そればかりではない。メディアや広告をめぐるビジネスの世界にいる者には、この時期、「移行」はさらに深刻な影を落としていく。中継施設の整備をはじめとした支出というのも不可避だからである。構造的な不況下のテレビ関係当事者には、この支出、かなり大きい。当然、テレビ局やその制作関係者はこの「移行」に順応せねば「あがったり」、他の途はない。しかも、中継施設についていえば、地方ほど負担が大きくなる傾向にあるらしい。地方局ほど採算面で苦境とされる昨今、これもまたかなり深刻な話となろう。が、そういえば、さほどその種の声が...

関連記事